近年、新しい働き方として“フリーランス”という言葉が注目されています。
会社に雇われずに、個人として独立して仕事を請け負うスタイル。
このような働き方に憧れを抱く人も多いのではないでしょうか。
また、世界的に流行した新型コロナウイルスの影響で、リモートワークが浸透しました。
このような流れのなかで、「本当に会社に行く必要があるのか?」「そもそも組織に所属する必要があるのか?」などの疑問を持ち、フリーランスなどの新しい働き方に舵を切った人もいるかもしれません。
この記事では、フリーランスの人が仕事を獲得するための探し方・取り方についてご紹介します。
フリーランスとは?
そもそも、フリーランスとはどのような概念なのでしょうか?
本末転倒かもしれませんが、フリーランスという言葉には、実は明確な定義は存在しません。
ただ、フリーランス協会の発行したフリーランス白書2020によれば
当協会では、「フリーランス」の意味を広義で捉え、「特定の企業や団体、組織に専従しない独立した形態で、自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る人」と定義している。別の言い方をすれば、フリーランスは「雇用ではなく、業務委託・自営で」「会社の看板ではなく、自分の名前で」働く人々とも言える。
と表現されています。
つまり、フリーランスとは、独立した個人が仕事を行って対価を得る“働き方”を表現した言葉であると言えます。
フリーランスの仕事の探し方・取り方
フリーランスとして働いて行くために必要なことは何でしょうか?
それは、とにもかくにも条件のしっかりした仕事を取っていくことです。
この章では、フリーランスの仕事の探し方・取り方についておすすめの方法を7つご紹介します。
1.クラウドソーシングやマッチングサービスに登録する
特にフリーランス初心者の方におすすめしたいのが、Lancers(ランサーズ)かCrowdWorks(クラウドワークス)などのクラウドソーシングやマッチングサービスへの登録です。
発注者と受注者のマッチングの手数料が発生するものの、低単価から高単価まで、さまざまな案件が探せるほか、発注者と受注者間で発生するトラブルなどを防止する役目も果たします。
2.SNSでサーチ&情報発信
FacebookやTwitter、Instagramなどを使って情報発信を行います。自分がどのような仕事をしている人間なのか、プロフィール欄にしっかりと記載しましょう。
3.オンラインサロンやコミュニティに加入する
リアルなビジネス・コミュニティに参加することも、新しい仕事を取る方法の1つです。近年は、オンラインでもつながれるオンラインサロンの利用も増えてきています。
ただし、なかには入会金が高いが実態のない詐欺同然のオンラインサロンもあります。本当に信頼のおける人物が運営しているのかどうか、しっかりとサーチしてから入会するようにしましょう。
4.ポートフォリオサイトやブログを作る
ポートフォリオとは、自分の仕事の実績や成果物のことで、これを自身のWebサイトやクラウドソーシングサイトにアップロードすることで、スキルや実績を発注者にアピールする履歴書のようなものになります。
5.講座やワークショップを開催する
自分のスキルやサービスを使って、講座やワークショップを開催するのも仕事を取る方法の1つです。
ただし、集客面でのハードルは高く、準備に手間も時間もかかります。長期的な施策として考えておきましょう。
6.交流会に参加する
情報交換のものから仕事マッチングのものまで、交流会の種類もさまざまです。
名刺交換会は、参加人数が多く、名刺交換をすることが目的化しやすく、濃いつながりになりにくいです。
おすすめがランチ会やワークショップです。
食事やワークショップという目的で、お互いの距離も縮まり、次につながりやすいです。
7.エージェントからの紹介
エージェントサービスでは、相応の手数料を取られますが、フリーランスにとって仕事を探す手間が省けるメリットがあります。
ただし、現状ではITエンジニア向けのエージェントサービスが多い傾向にあります。
フリーランス市場の拡大に伴って、今後はエンジニア以外のエージェントサービスの拡充も期待したいですね。
まとめ
主なフリーランスの仕事の探し方・取り方についてご紹介しました。
現在では、SNSやさまざまなオンラインツールを使って仕事をすることが必要不可欠です。
もちろん、ここで紹介した方法以外にも仕事を取る方法はたくさん存在します。
良い依頼は躊躇せずに、どんどん積極的に受けていきましょう!