27kgの減量で人生が一変。コマエカラー(Comaecolor)の赤間さんが語るやりたいことを形にする方法|働き方ライブラリーVol.4

今回は、働き方ライブラリーVol.4!

大手IT企業に在勤しながらも、コマエカラー(Comaecolor)で主要メンバーとして活動されている赤間さんに、パラレルキャリア、やりたいことを形にする方法についてお話を伺いました。

-27kgのダイエットで人生が大きく変わった

新卒の頃の写真

俵谷:今日はよろしくお願いします!まず、本業について教えて下さい。

赤間さん:今は1000人規模のITメーカー企業でセールスエンジニアをしています。

もともとは製品開発をしていましたが、プログラムコードもほとんど書けない状態で入ってしまって……。ミスマッチが起こり、途中からカスタマーセンターに配属になりました。

俵谷:会社以外で活動しはじめたのはいつ頃からですか?

赤間さん:入社してすぐ、活動していました。

最初は「音楽好き飲み会」や「友達の友達を呼ぶ飲み会」をやっていました。

本格的に活動し始めたのは、狛江に引っ越してきてからで、コマエカラー(Comaecolor)にはちょうど2年前に加入しました。

俵谷:何をきっかけにイベントを始めたんですか?

赤間さん:池袋に住んでいる頃に行きつけだった音楽バーで知り合った人と仲良くなり、内々で飲み会を開催したのがきっかけです。

当時はオフ会ブームで、あちこちでさかんに行われていました。

俵谷:イベントを主催するなんて、当時からコミュ力が高かったんですね!

飲み会の幹事って誰でもできそうで大変な役割だと思います。

赤間さん:いえいえ、そんなことないですよ。

会社で飲み会の幹事をやらされたりして、徐々にコミュニケーションのスキルが付いたってだけで。

元々私は、かなり太っていてネガティブだったんです……。

俵谷:ええ……?!そうなんですか。今の姿からは全く想像がつかないです。

赤間さん:たぶん昔の写真を見たらびっくりすると思いますよ。

ダイエットBefore、Afterの写真、まるで別人…

赤間さん:炭水化物を一切摂取しないダイエットをして、半年で27kg落としました。

俵谷:これはすごい変わりようです……。別人です……!

これ、昔の友人に会っても気づかれないんじゃないですか?

赤間さん:そうですね、全く気づかれないです(笑)

やっぱり太っていると、何かと見られる目も違います。特に女性と接する時は全然反応が違いますね。

ダイエット成功を機に、何事も前向きに考えられるようになりました。人生が変わったきっかけの一つです。

自分が面白いと感じていないと、なかなか続かない

俵谷:やりたいことがあっても、すぐに行動できない、形にできないっていう人が多いと思います。

どのように、やりたいことを形にしていますか?

赤間さん:「とりあえずやってみる」が基本ですね。

俵谷:なるほど。私もそっち派なんですが、先んじてやっている人(先駆者)がいない時ってどうしてますか?

赤間さん:私の場合は、人の事例を参考にせずにまずやっちゃいますね。

それよりは、自分が面白いと感じたものや、体験したものをベースにしています。

その熱量があるから、行動にまで至るんだと思います。自分が面白いと感じていないとなかなか続きませんし。

俵谷:失敗もありましたか?

赤間さん:もちろんたくさんあります(笑)

最近やった失敗は、つぼ焼き芋ですね。

焼き芋屋さんやりたいと思って、試験的に焼き芋機を作ったんです。

俵谷:焼き芋機?!

つぼやき芋の様子

赤間さん:「焼き芋コミュニティ」ができたら面白いと思って、陶器の鉢植えを使って簡易的な焼き芋機を作ったのですが、たくさん焼けないわりに、労力がかかりすぎて……。

庭で焼いてみたら、焼き芋の匂いが近隣に香ってしまって。

これは周りから苦情が出るなと思い、工具をたくさん買っていたけれど、なくなく断念しました。

ただ、これも実行して難しいと分かったわけで、興味があるなら考えてばかりじゃなく思い切って行動しちゃうことが大切だと思います。

熱量の源泉は、わくわくするもの、楽しいもの。

奥多摩ソロキャンプの様子

俵谷:やりたいことは、どういった時に湧いてきますか?

赤間さん:お酒飲んだりして楽しい時、ジムに行って体を動かしている時ですね。

こういう時って、実現が無理そうなこともアイデアがどんどん出てきます。

あと、言葉にすることで形になると思っているので、どんどん人に伝えたり、SNSなどで情報発信したりしています。

俵谷:話を聞いていると、おそらく人よりもやりたいことがたくさんあるように感じるんですが、なぜなんでしょう?

赤間さん:もともと好奇心が強いんです。裏を返せば飽きっぽくて、常に刺激が欲しいんだと思います。

基本的にやってみたらなんとかなるし、なにかしら学びがありますよね。死ぬわけでもないし。

リスクを考えてやらない人が多い中、やればやるだけ人より少し杭が出ますよね。

「やらない後悔よりやって後悔」を意識して日々過ごしています。

俵谷:「やらない後悔よりやって後悔」っていい言葉ですね。平日は会社で仕事をして、土日はコマエカラーなどさまざまな活動をしていますが、なぜそこまでストイックに没頭できるんでしょう?

赤間さん:実は、23歳の時に母親を亡くしているんです。

俵谷:そうなんですね……!だいぶ若い時ですね……。

赤間さん:「人間は脆くて儚いな」って思いましたね。

それまでは、人にどう見られているか気になっていましたが、そこからはもう吹っ切れました。

今この瞬間死んだら後悔しないかっていうのは常に考えています。

俵谷:なるほど。それがさっきの「やらない後悔よりやって後悔」につながるわけですね。

改めて聞くと、この言葉の重みが伝わりますね。

「内省」をして、自分のやりたいことを見極める

俵谷:やりたいことが多いと、一気にまとめてこなせないと思うのですが、着手する基準はありますか?

赤間さん:興味の対象がコロコロ変わるので、その瞬間に一番やりたいことをやっています。

究極はシンプルに1つのことを極めたいですが、1つだと落ち着かなくて。

マンネリになった時に移り変わる対象を用意したいというのもあるし、常に新しいスキルや知識を得るための種まきをしたいという気持ちもあるので。

俵谷:確かに……。どちらかというと、私も興味対象が多いので、常に2〜3個何かしらやっています。やりたいことが多くて悩んだことはないですか?

赤間さん:ありますあります。とにかく時間的・労力的に足りない。

なので、自分で評価軸を作り、総合点が高いものから優先的にやっています。

赤間さんオリジナルの評価軸

俵谷:それだけやりたいことが多いと、全部できなくて行き詰まったり、整理できなくてごちゃごちゃしそうですが、どう対処していますか?

赤間さん:ごちゃごちゃしてきたら、内省(自分自身を見つめ直す)するようにしています。

内省しても難しそうなら、人に相談していますね。

自分には、壁打ちの相手になってくれる方が2人いて、両方とも元コマエカラーのメンバーの方です。

そのうちの1人は、「内省」という考え方を僕に教えてくれました。

コマエカラー(Comaecolor)に入ったきっかけ

俵谷:コマエカラー(Comaecolor)にはどういう経緯で入ったんですか?

赤間さん:就職してから池袋に住んでいたのですが、しばらくして、自然が欲しくなって。

もともと、アウトドアが好きなんです。

自然が多い場所ってどこだろう?って色々調べていたら、「狛江」という場所に行き着きました。

狛江って日本で2番目に小さい市なんです。コンパクトな都市だし、人との距離感も近そうだなと思って引っ越しました。

俵谷:なるほど。仕事の事情で引っ越したわけじゃないんですね。

赤間さん:そうです。狛江に引っ越してからしばらくして、近くで開催している音楽フェスを探していたんです。そうしたら、偶然、コマエカラー(Comaecolor)が主催している「タマリバ 〜Tamagawa Riverside Festival〜」を見つけて。

狛江の河川敷

赤間さん:コマエカラー(Comaecolor)は、創立メンバーが飲み屋さんで「自分たちの住む街を舞台に、面白いことできたらいいね」という誰もが考える妄想話からスタートしました。

そこで、最初に目をつけたのが多摩川河川敷です。

コマエカラー(Comaecolor)は、みんながそれぞれ本業の強みを生かし支え合っています。

各業界のプロフェッショナルとつながれて、その人達の考え・やり方を知れます。

ちょうどその頃はIT専門の人がいなくて、「自分が協力できることもありそう」と思って2018年1月に加入しました。

俵谷:コマエカラー(Comaecolor)のメンバーは全部で何人ですか?

赤間さん:10人です。基本的にみんなボランティアで動いています。

楽しいこと、まちづくりをするのが好きな人が集まっています。

みんな狛江在住で、狛江を盛り上げたい、狛江の良さをもっと発信したい、という共通の思いで集まった、飲食、建築・都市、アパレル、デザイン、音楽、様々な分野の人間が融合した多様性のあるチームです。

俵谷:コマエカラー(Comaecolor)のどんなところが魅力ですか?

赤間さん:企業色が一切なく、有志団体で手作りでイベントをしているところですね。

究極にいえば、平日会社員をしている大人が全力で文化祭をやっている状態なんです。

狛江の「タマリバ 〜Tamagawa Riverside Festival〜」開催の様子

俵谷:最後に!赤間さんの今後について教えて下さい。

赤間さん:「赤間といえば〇〇」という、自分の特化している部分、もっと自信を持てる部分を見つけられればいいなと思います。

独立や起業に憧れはありますが、今のところは考えていません。

まずは、パラレルキャリアを通じて、今とは全く別の仕事にも積極的に関わっていきたいです。

とにかく、やりたいことを全部やる!そんな気概で今後の人生も過ごしていきたいと思います。

今回、取材にご協力いただいた方はこちら

赤間勝也(あかまかつや)さん
東京のはしっこで生きるアラサーサラリーマン。通称あかまん。
IT企業に務めるかたわら、趣味で1万人規模のフェスやイベントの企画を行うなどパラレルキャリアを目指してます。最近はアウドドアに目覚め、キャンプに行くことを妄想する毎日。「ワクワクすることは何でもやってみる。」がモットー。

ブログ→「あかまんやってみる。