仕事が捗る!!廃校リノベーション施設「いいかねパレット」に行ってきた【ワーケーションレポートVol.5】

今回は、お仕事で福岡田川にある廃校リノベーション施設「いいかねパレット」に行ってまいりました。

幼少期に福岡に住んでいたことはありましたが、ここ田川へ来るのははじめてです。

ディーゼル車両に揺られながら、田川後藤寺へ。

博多から福北ゆたか線で飯塚駅まで行ったあと、そこから単線の後藤寺線へ乗り換えます。

後藤寺線は、車両1両のディーゼルカー!乗り鉄の僕にとってはテンションの上がる光景です。

東京だと、まず見ることがないですからね。

ゆらりゆらりと、車窓に見える田園風景を眺めていたら、終点の田川後藤寺駅に到着しました。

と、改札を降りようとしたら……自動改札機がない……!?

そう、田川後藤寺はIC非対応エリアなのです。

本来なら一度、飯塚駅で改札を出てからきっぷを買わないといけないのですが、それを知らずに来てしまいました。

もらった精算書を見せて、後日改札窓口で処理してもらいました。

田川後藤寺名物の「もやしそば」でお腹を満たす

東京から飛行機や電車を乗り継いで、田川後藤寺に到着するまでにすでに5時間が経過していました。

それは、お腹もペコペコになるわな。

ということで、田川後藤寺名物の「もやしそば」が食べられる「己城(みき)」へお邪魔しました。

もやしそば、3、3、380円!!?安い!!

今回は「もやしそば」と「かしわおにぎり」を注文しました。シンプルな味わい!これなら何皿でも食べれちゃう!

複合施設「いいかねパレット」までは、田川後藤寺駅から車で2〜30分。今回はレンタカーを借りていないのでコミュニティバスを使います。

豊日別命(とよひわけのみこと)を祀る位登八幡神社

コミュニティバスの本数は1〜2時間に1本です。

かつ終バスが18時ごろまでなので、事前に時間を確認しましょう!

チェックインまで少し時間があったので、複合施設「いいかねパレット」の道中にある位登八幡神社へ寄り道しました。

この神社には、民俗文化財の「位登八幡神社神像敷板」と、「位登の獅子舞」が保管されています。

普段であれば、元旦と4月の最終土日に、位登の獅子舞が披露されるそう。

次来たときはみれるといいな。

学校をまるごと楽しめる!複合施設「いいかねパレット」

位登八幡神社を見たあとは「いいかねパレット」へ。

思ったよりも、そのまま学校のかたちが残っている……!

あえて看板は残しているのかしら?

学校の名残りがたくさん。

カフェバーに、レコーディングスタジオに、卓球に。

「いいかねパレット」は複合施設とだけあって、施設の中は充実しています。

誰でも自由に使える楽器や……

有料のリハーサルスタジオに……

第1、第3火曜日の20時〜は「BARまる」がオープンしています。

また、撮り忘れてしまいましたが、このほかレコーディングスタジオや卓球、ビリヤードなども!

シェアライブラリーは24時間利用可能!

このあたりは歩いていける距離に飲食店がないので、徒歩20分ほどにあるコンビニへ食べ物とお酒を調達し、シェアライブラリーでお仕事を。

シェアライブラリーは24時間利用可能ということもあり、深夜まで作業がはかどります。

結局、夜の1時すぎまで仕事をしてしまいました。

田川伊田で炭鉱の歴史をまなぶ

朝に「いいかねパレット」の校庭にある鉄棒でストレッチしてから、「いいかねパレット」を出て、隣駅の田川伊田駅へ向かいます。

田川と隣町の飯塚はもともと炭鉱で栄えたまちで、1950年ごろには、炭鉱夫と呼ばれる炭鉱で働かれる方がつぎつぎと移住し、人口は10万人を突破したそうです。

1960年ごろからは、海外からの輸入がメインとなり、石炭の需要が減った結果、炭鉱は次々と閉山、活気のあった街からは次々と人が出ていき、今では全盛期の人口の10万人から5万人弱へ。

しかし、今ではシャッター街になった商店街を明るくしようとシャッターアートを施したり、夜市が開催されていたり、面白い取り組みがされているみたいです(今年は開催していないようです)

その田川エリアの炭鉱の歴史を知れるのは、ここ「田川市石炭・歴史博物館」です。

1Fには炭鉱で使われた機械や道具の展示がされていて、2階には山本作兵衛氏が炭鉱で働いた体験をもとに描いた絵が飾られています。

外の石炭記念公園には、田川市のシンボルでもある「二本煙突」が。

この場所は、もともと「三井田川鉱業所伊田坑」という炭鉱所で、れっきとした本物の煙突です。

昔は、月をも隠すほど、煙突から黒い煙が吐き出されていたそうです。

一通りみたところで、「シルバー館 おもてなし」で田川の銘菓「黒ダイヤ」と、田川に工場を持つチロルチョコのカレーをおみやげに購入。

ずっしり濃厚なハード系ようかん「黒ダイヤ」

この黒ダイヤは、飯塚市にある御菓子司「亀屋延永(かめやのぶなが)」の銘菓で、石炭をイメージして作られているそうです。

この黒い色は、鹿児島の黒糖と国産の小豆によって表現されています。

「シルバー館 おもてなし」の方に、「普通の羊かんよりも固めだよ」と説明を聞いていたので、どんなもんだろうと食べてみたら、もったりねっとりとした濃厚ようかんでとても好みのタイプの羊かんでした。

田川名物のホルモンを食す

田川で忘れてはいけないのが「ホルモン鍋」です。一節によれば、炭鉱夫たちが栄養をつけるためにホルモンを焼いて食べたことが始まりだそうです。

今回は、お腹の余力的に「ホルモン鍋」は入りそうになかったので、「朝日屋」さんでホルモンランチセットを注文。

ぷりぷりの新鮮なホルモンでご飯が進む!

北九州の歴史と食文化を味わえたワーケーション旅

田川の滞在はわずか1泊2日足らずでしたが、とても充実したワーケーション旅となりました。

廃校施設に泊まることもそうそうないですし、ここまで九州ローカルにまで足を運んだこともなかったし、そのなかで仕事をしながら滞在できたこと、炭鉱をベースにした街の移り変わり、食文化などをしれたのは貴重な経験となりました。

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今回宿泊させていただいた「いいかねパレット」は、コリビングサービスのLivingAnywhereCommons田川として提携登録されているだけでなく、ショートステイの予約も可能です。

ご予約は下記からどうぞ!

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